げんこつ団HP内“稽古場覗き穴”の団長ページ
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ひょんな事から夜歩きを楽しんだ。
ここでいう夜歩きとは、繁華街を歩く事ではない。
私が好きなのは、なるべく人通りのないシンとした住宅街を、 ただぶらぶらと歩く事。
本当は、生まれ育った町の外れの学校の近く…、
怪しい倉庫の立ち並ぶ高速道路の下、 人通りが全くない工業地帯、
東京湾の海の臭いのする道を、 夜歩きするのが一番好きだ。
やけに非日常な空気がありつつ、 やけに現実的な空気も漂う、
あの場所の、夜は特に、なにか特別な感じがする。
まあただ今はそこに居ないので、住宅街を歩くしかない。
ここいらの住宅街は、夜静かだ。
家々は立ち並んでいるのに、物音ひとつしてこない。
中で皆、死んでんじゃないだろか。
全部、空っぽなんじゃないだろか。
静かなお陰で漠然と、そんな妄想を膨らませつつ歩く事が出来る。
或いは、家々の中ではそれぞれ夜な夜な、物凄い楽しげな団欒が催されていると想像しても、楽しい。
暑くもなく寒くもない今は、夜歩きにピッタリだ。
気が向いたら、またぶらぶらしよーっと。
えーっと。それだけ。
あ。ちなみに写真の中央から少し右に、
なんかやたらでかい人みたいなのが写っているけど、多分それは単なる錯覚です。
2メートル以上の背丈の人とすれ違った記憶はありません。
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