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~稽古場覗き穴~ 
げんこつ団HP内“稽古場覗き穴”の団長ページ
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この度の地震で被害を受けた沢山の被災者の皆様、ご家族及び関係者の皆様、
心より深く、お見舞い申し上げます。
またこの地震により亡くなられた沢山の方々のご冥福を、
心より深く、お祈り申し上げます。
 
 
たまたま被災を免れたこの土地には、
電波に乗せてひっきりなしに、被災の状況や映像が大量に流れてきました。
しかし映像や報道はその編集により意識的にも無意識的にも、
それをおこなった人間の意図や意識が介在します。
それは、どういった内容のものであれそういったものであり、多かれ少なかれ、
もともとそういったものにならざるを得ない性質を持っていると思います。
 
だから私は、届いた映像を事実として目撃し、
出来る限り正しい情報、必要最低限の情報を得た後には暗い部屋にて目を閉じて、
その災害の規模やその被害の大きさやその他いろいろな事実を可能な限り、
正しく深く実感しようと努めております。
その事実を深く実感し、その数字を強く実感し、
その実際的距離を実感するよう、努めております。
 
多額の寄付も、いや正直言って小額の寄付さえも出来ない、
そんな不甲斐ない自分に出来る事は、そのくらいしかありません。
大きな災害過ぎて受け止めきれないものを全部、
出来るだけ余す事なく、強く実感として受け止め、
自分の今の現実とそれが、一切の隔たりのない、
陸続きなものであるという事実を、
一瞬も、忘れないようにしたく思います。
 
そして、その今の自分の現実と向き合いながら、
今自分に出来る生活、活動、行動を取る事で、
本当に本当に微力ながら、世の中の歯車の一個を回します。
被災しなかった人間がすべき大切な事は、立ち止まらない事のように感じます。
一つ一つの歯車が噛み合い、その回る力が重なって、
やがて復旧復興に役立つ歯車を回すように思います。
またこれまでの社会の中で、噛み合わなくなった歯車、
世の中から外れてしまった歯車をも、
出来るだけそこに組み込んでいけるように出来ればいいとも感じます。
 
 
また、私のおこなう創作活動である喜劇、特にげんこつ団での喜劇は、
まったくもって意味がなく、くだらなく、馬鹿馬鹿しいものです。
まったくもって教育的でも文学的でも芸術的でもありません。
しかしそこにこそ、意味があると信じます。
意味がない事に意味があり、突拍子のない発想により生じる笑いは唯一、
強く感情や感覚の最も深いところに刺激を与え覚醒させると思います。
狂った喜劇がなければ、人は狂います。
何より、くっだらない事は、世の中に必要不可欠です。
 
なので私はむしろ奮い立ちます。
今後は通常時よりも少々困難があるかもしれませんが、
それに負けずに精力的に、稽古を進めていきたく思います。
まだまだ精進が足りないところがありますが、今後も頑張ります。
 
またげんこつ団はいつも「"今"の"此処"」を題材にしております。
つまり、今稽古を進めている公演は過去20年を圧縮した総集編的なものですが、
その時代その時代の"今"を辿りつつ、最終的には、
この災害を経た「"今"の"此処"」を、題材にしていく事となります。
申し訳ありませんが、優しくはありません。
かといって意図的に意地悪にしようとも思いません。
ただ今後も、世の中と真摯に真っすぐ向き合い、お客様と真摯に真っすぐ向き合い、
一切のよどみなく馬鹿馬鹿しく、やっていこうと思います。
 
 
そしてもう一つだけ、いやもう二つだけ、言わせて下さい。
被災しなかったこの土地に居て感じるのは、
そこに暮らす人々それぞれの、被災した土地や人々への深い思いと、
自分に出来る事を最大限にやっていこうという強い気持ちです。
ただ同時に、先の見えない不安や苛立ち、
或いはときに、混乱と、混乱に乗じた悪意も、その空気の中にふと感じます。
それは悲しい事に、完全には無くせないものです。
そうしたものは、1人の人間の中にも何割か、
その集合体である社会の中にも何割か、常に潜むものと思います。
 
1人の人間としてのそれをコントロールするには、
その暗い部分をない事にするのではなくそれを把握し、
そのバランスを取ればいいと思います。
それは常に人々がやってきている事であり冷静さを保つ事で出来る事と思います。
しかし社会としてのそれは、自分だけではコントロール出来ません。
混乱する今は、普段に比べて、
犯罪が起きやすい状況にあると思った方が良いかもしれません。
幸い社会的防犯の機能は麻痺しておらず、自制の効いた1人の人間のように、
その暗い部分をない事にせず、それを把握し、それを抑制しようとする力が、
働いております。
ただそれがその全てを完璧に防ぐのは不可能です。
 
企業、商店、個人、特に女性やお年寄りの方は、
今は特に、思いも寄らない悪意の存在を、ない事にせずに、
自分を守って欲しいと強く感じます。守りたいと強く感じます。
 
そして。人間的にまだまだ至らない自分が言うのは大変おこがましい事ですが。
1人の人間として気持ちをコントロールする時、錯綜する情報に向き合う時には、
何かを特別否定したり肯定したりは、しない方が良いと思います。
それは正しい判断を失わせます。
人は狂信的になろうと思ってなるわけではなく、気づかぬうちになります。
それは集団になれば更に加速します。
正しい判断を失わないために、
○○かもしれないし、○○かもしれないけど、○○かもな〜、というくらいの、
曖昧なところに自分を置く事も大切なように感じます。
 
とか。こんな駄目駄目な私がそんな生意気な事を、思ったりもしております。
以上、余計な二言を、失礼致しました。
 
 
最後に重ねまして、被災され厳しい現実と戦っている方々に、
心からお見舞い申し上げると同時に、
一日でも一時でも早く、安らぎが訪れる事を、
強く、お祈りしております。
 
またご家族や親類、友人知人が被災された方々には、
一日でも一時でも早く、心労が和らぐ状況になる事を、
強く、お祈りしております。
 
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