潜入活動。

５月のある日、げんこつ団次回公演稽古開始に向けて、
わたくし密かに、かの国に潜入。



要人との接触を終え、
各都市と建物内において入念なスパイ活動を行う。



尚、過去には度々この国を訪れ、
すでに細部に渡る情報を手に入れているという事は、
知れてはいけない極秘事項である…。

ひゃっほい♪

べ。

大事な手帳にコーヒーこぼした。
紙がぐでんぐでんになった。
予定が書き込めない。予定が読み取れない。どうしようもない。

だから新しいのを買った。
でも私は、普通のノートに、
自分が使いやすいように、日にちと曜日を書き込んでから使うから、
それを書くのが、まず面倒っちい。

だから今なんとなく、予定がわからない。なんにもわからない。
やばいっす。かなりやばいっす。早く手帳を作らねば。

ただとりあえず、明日がげんこつ団稽古初日、いわゆる顔合わせであり、
明後日がジャグリング舞台の稽古であり、今週に撮影が控えている事はわかる。
今やるべきことが何個かあって、
それは時間的に手帳作りよりも優先させなくてはいけない事もわかる。

だからたしかに、ちまちまと手帳を作っている場合ではない。
本末転倒。

だからまあとりあえず。
まずぐだぐだ言ってないで、
手帳を作りながら、予定確かめながら、
同時に、やるべきことをやるしかないべー。

あ。べー。っつうのはある意味千葉弁らしいべ。
また、なんとかだえー。っつうのも、そうらしいべ。

あー。面倒だえー。

…そういやたまに言うな。

べ。



はい、いいからさっさと、作業しなさい。

ショック。

カルチャーショック。

こないだ人と話してて、その人が、
アニメーションや漫画に自分が登場する夢を見ると言っていた。
でもそれって絵じゃん！二次元じゃん！自分三次元じゃん！！

そしたらその人は、そこでは自分も絵になっているのかもしれない、と言った。
自分漫画化？誰が描いた？どんな絵に？？

そしたらその人は、それ言ったらテレビも二次元じゃん、と言った。
そりゃそうだ。そりゃそうだから、私はテレビの夢は見ない。
でもその人は見るらしい。

おおおお。

同じ日本人で同じような環境で暮らすのに、
まさにある意味、これ、カルチャーショック。

くー。

やられた。

雨の日にコンビニで、傘盗られた。

わたしとしたことが…。

絶ッ対にそんなことがないように、いつもは店内に持って入るのに、
そん時は何故か油断した。。。。

悔しい悔しい、すげえ悔しい。

店内に居たのは善良そうな夫婦と爺さん婆さんばっかりだったから、
もしかしたら間違えて持っていったのかもしれないが、
それにしても、あとに傘立てに残っていたのは、
オンボロばかりだった。

いつもならそんな時にはどれか失敬していくわたしだが、
あまりにもオンボロ過ぎて、失敬する気にもならなかった。

いやもちろん、善良そうな夫婦や爺さん婆さんが善良だとは限らない。

いやー。悔しい。怒りは感じないけど、自分のマヌケさが悔しい。


…あ。それだけです。

エンジン。

さて。そろそろ次回公演に向けて、
わたくし、早くもエンジンぶりぶりなのである。

タイトル、構成、脚本、チラシ…、
さてさて、どんなもんにしてやろうか。。。

次回公演稽古は、５月お尻からぼちぼち、そして６月にはガッツリ開始！

この、まだ何も形にならない、エネルギーだけの時期、
一人、そのエネルギーを弄び、仮の形を無責任に作っては遊ぶだけの時期、
嫌いじゃない。むしろ好き。

皆の演技で、最初の形がほんの少しづつ現実的に見えてくる瞬間、
それが最初の形を取って、いい感じの線路に乗っかった瞬間、
まだまだ終着地点の見えない、走り始めの瞬間、
嫌いじゃない。むしろ好き。

あんた素直じゃないね。嫌いじゃないなんて言い方。

まあいい。まあだから。

まだ何も始まっちゃいないのですが、
エンジンだけは、ぶりぶりなのである。