ツンデレ

今日、思いました。

げんこつ団の作品は、「デレツン」です。

攻撃的なネタやブラックなネタ、分かりづらいネタを効果的にぶちかますために、
敢えて、分かりやすいネタやシーン、物語を追える部分を作っておいて、
その後に、或いはその合間に、ぶちかまそうとします。

やさしくしてから、突き放す。デレてから、ツンとする。つまり「デレツン」です。
単純に言えば、そういった頭で、考えております。

しかし今稽古している『三転倒立』内の私担当作品「びじぶる」は、「ツンデレ」です。

プロデュース公演であり、他作品との融合もあり、
攻撃的なブラックさや分かりにくさは出来るだけ、考慮し排除しております。

それ自体は、やぶさかではありません。

ただその分、ほんのちょっとだけ、「ちょっとヤバイんじゃないの？」というものを、
最初にお客様の心を惹きつけるために、使用しております。

そんな風に始めといて、でもほら、ほんとはそんなに怖くないんだよ、という形です。
突き放されるかと思いきや、あら、意外とやさしいのね、という形です。
いわゆる「ツンデレ」です。

さて、それがうまくいくか否かは、今後の頑張り次第であります。


・『三転倒立』サイト
　http://santentouritsu.iinaa.net/