げんこつ団HP内“稽古場覗き穴”の団長ページ
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
高い所、好きっす! 魚、好きっす!
さて今週の団員日記では、団員の皆に、無理矢理『互角』を振り返ってもらいました☆
あんまり振り返っていないのも居ますが、とりあえず振り返ってもらいました☆
なので私も、何やら書かねばなりません。
書かせておいて自分は何だ、って言われたら嫌なので、責任を持って、書きます。
“国”をテーマに、というのは、前回公演前後から考えておりました。
ただ、これまでもしょっちゅう、総理だの大臣だの政府だのが登場している故、
それとは違う感じにしなくちゃなあと、思っていました。
そこで、国家間の物事でも国内的な物事でも、
政治がらみの物事に対して、世間になんとなく漂っているよないないよな、
“どっちもどっち感”、“良い悪いがはっきりしない感”、“決着のつかない感”、
そうした漠然とした“感”を、念頭に置いてみました。そこでタイトル、『互角』です。
いや正直は、語感が良かっただけです。
さて『互角』ときたら、どの勢力もどの人物もどの物事も、色々な意味で、
それぞれの持つ力を互角にする事を、念頭に置きました。
また、常にげんこつ作品には喜劇に悲劇が混じりますが、『互角』では、
最初から喜劇同等の悲劇が互角に存在するものにしようと思いました。
そして実際、政権交代の兆しもありましたので、勿論それも、
どこぞの何とやらも全て同等に、馬鹿馬鹿しいものにしようと思いました。
いや正直、タイトルなんか関係ないし意味がないと言えば、全然ないです。
ただ、実際に書き進めてみると、“国”をテーマにと公言すると、
いつもはフワッと通り過ぎるだけのなんでもない流れや台詞や繋ぎも、
その意図はなくとも、ヘタな“風刺”に見えてしまうという危険性がある事に気づきました。
だから公言しないでおこう、とか一度は思いましたが、
そうするとテーマがなくなっちゃうので、それは間抜けなので、
テーマを公言する事を選び、その危険は無理無理飛び越える事にしました。
結果、最近の中では分かりやすいナンセンス度が高まったかもしれません。
あり。なんか思うままに書いたら小難しい感じになっちゃったかもしれませんが、
とにもかにくも、とにかく馬鹿馬鹿しくくだらなく、他にないものを、目指しました。
あり。結局、いつもと同じじゃん。
裏話。
最初と最後に出てきた音楽家のシーンは、前々から考えていたものですが、
最初は、バッハやモーツアルトなどで考えていたので、
衣装が難しい・カツラはどうする・どうせならスゲエきちんとした衣装でやりたいし、
しかしあんな衣装早替え出来っか!という理由から、
なんとなくお蔵入りになっていたものでした。
それを、今回、内容にハマりそうだったので、持ってきました。
ドボルザーク、ドビュッシー、ストラヴィンスキー、メンデルスゾーン、
それぞれのキャラクターがかなりちゃんと演じられる形となり、個人的に好きでした。
誇張やイメージ先行は、もちろん敢えて。
特に植木の口ひげが、ゴム紐見えてるにも関わらず本当に生えているかのようで、
それがお気に入りです。
いや、ゴム紐あんまり見えてなかったかな?楽屋でも見てたからよく分からん。
また、げんこつはアテガキみたいな事を一切しないのですが、
どの役も良い形で、それぞれの役者がそれぞれの役を、際立たせていたと思います。
あ。自分で自分らを褒めた。有り得ねー。
あと個人的に心に残っているのは、やはりメインのシーンよりも小ネタ。
えっと。思い出せないので、シーン表を見ます。
んー、ネタ的には、機械化お父さん・時間泥棒・神頼み・オペラ憲法、
伊邪那岐伊邪那美、あたりかなー。
で。稽古的に心に残っているのは、やはり河野負傷…。
しかし最後には舞台に上がり、怪我前に稽古していたシーンや新しいシーンに無事登場!
そして新たな参加者の方々。稽古場と舞台に新しい風がほんのり。
また、いつもより少し人数多いだけなのに、やたら大所帯に感じられた。おもろい。
そして本番中は、時に淡々と時に殺気立ちながら早変わりをこなす役者たちの右往左往する中、
私はいつものごとく舞台の見える場所に行っては、本番チェック&ノート作成。いや、邪魔だっつの。
そしてそうそう、今回ほど、遅れて入って来られるお客様に申し訳なく感じた事はない。
最初のシーンを観ないと、最後に出てきたヒゲ達を、あれは一体誰なんだ、という事になるから。
電車が遅れたらしい日には、遅れるお客様が多かったらしい。
開演を遅らすにも限界があり、非常に無念。
電車の遅れや所用の遅れは致し方ない。致し方ないけど、
次回は始まる前に、点呼するぜ!あ。出来ないか。うそだぜ!
そんなこんなな『互角』、まあ終わっちゃったから、もう終わり。
今後DVDが出来たら、もう一度観たい方、見逃した方、どうぞよろしく☆
さてさて、げんこつ団、とりあえず10月は、ワークショップという形で活動しますです。
フラリと遊びに来る感覚で、稽古を垣間見る感覚でも、良し。
げんこつ舞台に立ってみたい、そんな思いがちょっとあっても、良し。
役者としてやっていくために、色々経験してやるぜ、でも良し。
ご興味ある方はお気軽に、メール下さいませ☆
怖くないよ。
そして公演としては、色々な企みや目論みや、次回の方向性やテーマなど、
只今すでに頭の中に、鋭意巡らせ中!!
もうこの巡らせ状態を、早々に皆様にお見せしたいぜ!というくらい巡らせ中。
どうぞ今後とも、げんこつ団をよろしくお願いいたします。。。。
はい。長くなってしまいましたが、今日はこれにて。
最後までお読み下さった方、有難うございます。。。。!!
PR