関係ありません。

さてそういえば、『フルチョア』について、あまりお話をさせて頂いていなかった。

『フルチョア』のシーンの全ては、労働・仕事をテーマにお送りします。
いわば、労働・仕事の、テーマパークです。

しかし全編を労働・仕事で統一しているとは言え、その内容は、極彩色。
あんなものやこんなものを、あんなふうにもこんなふうにも、しちまうばかりの極彩色。

そうして、視点を変え手法を変えて色とりどりのシーンが連続し、
やがてそこから、一つの世界が浮かび上がっていく、
馬鹿馬鹿しい断片の行き着く末に、馬鹿馬鹿しい世界が浮かび上がっていく。

それは今の世に、似ても似つかぬものか似て非なるものか或いはそのものか。

その判断は、観客である、フルチョア市民に委ねる。

働かざるを得ない労働せざるを得ない、我々と皆様の全てにお送りするフルチョア喜劇。
フルチョア市民よ今こそ共に、フルチョア精神をたぎらせよう、フルチョアれ、フルチョアろう！

…それが、『フルチョア』です。

　注）写真は、本文と全く関係ありません。