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げんこつ団は、喜劇団です。言わば笑いを目的とし、笑いを追及する、劇団です。
しかし前の記事でも書いたように、そこには、いわゆるボケとツッコミのようなものもなく、
役者個人の個性やキャラも一切封じ、アドリブのようなものも一切ありません。
また、時に役者は、ある意味多くの演劇以上に、
登場人物になりきり、演出通りに動く事を求められます。
さてでは、げんこつ団の喜劇は、演劇なのでしょうか、笑いなのでしょうか。
手法と技法は演劇です。目的と追求は笑いです。
長刀を持って、さあどっちだ?!と、詰め寄られた場合、
チェーンソーを持って、さあどっちなんだ?!と、詰め寄られた場合、
私はいったい、どうすれば良いのでしょう。
いわゆる、カレー味のウンコか、ウンコ味のカレーか、究極の選択です。
でもやっぱり、今やっている事は、なんともどちらとも、言いがたい。
つまり、選びがたいこの状況において私は、
カレー味のウンコもウンコ味のカレーも、どちらもいただきます、というしかありません。
いや、カレー味のカレーもウンコ味のウンコも、どちらもいただきます、というしかありません。
もともとは、別に演劇でなくても良かったわけで。映像でもなんでも良かったわけで。
しかし今、喜劇という形を取り、それを続けている以上、全部おいしくいただくよりほかないのです。
つまり、今あるこのげんこつ喜劇とは、ある意味、
カレー味でもありウンコ味でもある、カレーとウンコ、という事です。
いや、カレー味と同時にウンコ味でもある、カレーなんだかウンコなんだかわからない、
何か、なのです。